”才色兼備”講座

話題の病気をキッチリ知ろう! 痔

柳生 隆一郎

医療法人遼蓮会 柳生クリニック 院長 

外科はもちろん内科・整形外科・皮膚科などのさまざまな 診療に携わり、患者様と専門家をつなぐパイプ的な役割を 担い、総合的な視野で診察する『プライマリ・ケア』を実践。 2007年、谷町4 丁目で開業。健康を維持、増進させるため の治療はもちろん、継続的な患者様とのコミュニケーショ ンを通じて「未病」の状態を維持させ、男女を問わず健康 的な老い方いわゆる「アンチエイジング」の実現を目指し てまいります。 日本外科学会・日本消化器外科学会・日本消化器病学会・ 日本癌学会・日本大腸肛門病学会・日本抗加齢医学会に所 属しています。日本医師会認定産業医。 http://www.yagyu-cli.jp/

話題の病気をキッチリ知ろう! 痔

今回は女性にも多い痔についてです。

 

おしり周りのお話ですので、お昼休みにお読みいただいている方で、想像力が豊かな方は、お食事が終わってからでもゆっくりお読みくださいね。

 

 

it14-13top

さて、痔とは昔からよく聞きますが、詳しく言いますと、“肛門周囲にできる疾患の総称”です。

 

大きく分けて3つあります。

 


一番多いのは「いぼ痔(痔核)」と言われるもの。

肛門に集まる血管がうっ血して、いぼ状に腫れる状態です。

 

中にできるもの(内痔核)、外にできるもの(外痔核)があり、中はあまり症状がなく下血で気づく場合が多いようです。

一方、外にできるものは痛みが強く現れる場合が多いです。

 

あとは肛門の粘膜が切れる「切れ痔(裂肛)」肛門の中と肛門周囲の皮膚にトンネルができて膿がでる「穴痔(痔ろう)」があります。

 


実は、いずれのタイプの痔も便秘や下痢など、腸にとっての負担が大きな要因となっています。

もちろん冷え、ストレス、暴飲暴食なども一因となります。

 

 


女性の場合はいぼ痔、切れ痔の順に多いというデータがあります。

切れ痔が多いのは、女性に便秘が多いせいとされています。

ですから便秘などには日ごろから注意しておきたいものです。

 

 

治療は塗り薬、坐薬、飲み薬などがあります。
程度がひどい場合は、外科的な処置が必要になりますので「もしかしたら痔かも」と思えば、早めに市販薬購入、または受診をおススメします。

 

 

詳細は肛門科のHPなどで確認してください。なかなか人に見せたくない疾患ではありますが、最近は肛門科の女性医師もおりますので、昔に比べると受診しやすくなったかと思います。

 

 

あと応急的に処置が必要な場合、たとえば出血などであればティッシュなどではなく、ガーゼやタオルで3~4 分押さえれば止血できると思います。

 

あとは急場しのぎとして、軟膏類(オロナイン軟膏など)を塗っても大丈夫ですが、症状が変わらない場合は早めの受診をお願いします。

”才色兼備”一覧へ