vol8 高野  美菜子
PROFILE

株式会社ナチュラルリンク 代表取締役 高野 美菜子

1982年生まれ。2004年、大手人材教育会社に入社し営業部に配属。成績ゼロの新人時代を経て、3年連続トップセールス賞受賞。若手女性営業の育成に携わる。 2009年、株式会社ナチュラルリンク設立。「女性のやる気を引き出し企業のビジョンを達成する」に特化した研修会社で、女性管理職育成、上司のための女性社員マネジメントスキルアップ、育休復帰支援等の研修やコンサルティングを行う。NHK「あさイチ」、関西テレビ「ニュースアンカー」、読売テレビ「ten!」他メディアに多数出演。著書「悩める上司に贈る女性に響く15の心得」 。2013年、第一子出産。

女性の新しい働き方
身近にめざしたくなる女性の先輩はいますか?

ホントは働き続けたいけど、会社は結婚・出産したら辞めてほしいと思ってるだろうし、前例がないから無理かな…。多くの女性の方とお話していてよく耳にする話です。
「女性が仕事を続けるには何かを犠牲にするものだ。」と考える女性も多いと思います。女性は男性と違って、仕事の成功が人生の成功につながりにくく、仕事の成功のためにプライベートを犠牲にしたくはないものです。仕事はバリバリやってるけど、化粧っ気がなかったりプライベートが充実していないと「あんな風にはなれないわ」って思ってしまう。

身近にめざしたくなる女性の先輩はいますか?

でも、女性らしく育児しながら「仕事って楽しい!」って働いている人、「この人と仕事してるとめっちゃ楽しい」という方はいっぱいいらっしゃいます。そんな“目指したくなる”女性像=ロールモデルを見つけてほしいですし、ご自身が社内のロールモデルになっていっていただきたいなと思います。

男性上司の勘違い「女性社員には思いが伝わらない…」

こんな事ありませんか?
話が回りくどい上司で、途中から聞いている方が何を言いたいのか感づいていて、「これが言いたいんやろ!イライラするヮ~」。上司の方を見ていてよく感じるのが、「女性に遠慮しすぎ」という事。
気を使われ過ぎると「ここではそんなに期待されてないんや」と感じてモチベーションが下がったり、「私達このままでいいんだ」と向上心が下がってしまいます。女性も、言うべき事を言ってもらいたいし、叱ってほしい。その事で会社を辞める女性は実はあまりいなくて、逆に野放しの方が辞める原因になったりします。
逆に、ただ「私がんばってん!」と言いたいだけなのに「もっとこうしたらエエねん」とか言われると、「もういい。何も言わない。」と思ってしまいます。
女性の場合は一度話を聞いてもらえないと思ったら、もう本音は言わなくなりますし、そういうところが男性上司からすると難しいんでしょうね。

鎧を脱いで、弱音を吐いて誰かに助けてもらおう

私自身、実は前職ではダメダメ営業マンで…会議のたびに「給料泥棒!」と言われて、もう辞めたい!!とずっと思っていました。当時は、誰かに相談するという概念がなくて、結局ため込んでしんどくなって、ある日爆発してしまいました。
でもそんな自分が成果を作れるようになったのも、実は周囲に応援者が沢山いてくださるという事に気づいたから。上司も仲間も家族も。時には弱音を吐いて、もっと相談して、「力を貸してください」と伝えられたら、みんな助けてくれるんだと実感しました。

 
鎧を脱いで、弱音を吐いて誰かに助けてもらおう

特に彼氏や旦那さんがいらっしゃる方は定期的に相談すると、男性目線でとても的確なアドバイスをしてもらえます。自分が悩んでいる事は周囲に薄々伝わっているので、案外、周囲の人も相談してくれる方が嬉しいと思います。「相談できる人をつくり、いかに応援者になってもらえるか」。一人で考え悩んでもロクな結論にならないですもんね。

女性の新しい働き方をつくりだす!

起業のキッカケは、なんとなく起業したいなと思っていた時に、ある経営者の方に「将来は起業したいと思っている」と言ったら、いつからやるんだとか、そのために何をしてるのかと詰められました。今この場でやるかやらないか決めろと言われて、怖くてやらないって言えなくて(笑)1年後に会社つくりますと宣言していました。
そこから、何をするかを考えました。そんな中、社長は「女性社員に頑張ってほしい」、女性社員は「この会社でがんばりたい」と思ってるのに、うまくお互いの思いが伝わっていないケースが多い事に気づきました。そのギャップを埋める事ができれば、女性・会社双方にとって良い形になり、女性の活躍推進につながると思い、それこそ女性がすべきだと思い、事業にしました。

女性の新しい働き方をつくりだす!

私たちは、女性の新しい働き方を作っていきたいと思っています。何かを犠牲にするのではなく、たとえば育児しながらでも仕事もバリバリして成果を出す事をナチュラルリンクが実践する。そして、お客様の企業でも「うちでもできるかも」と感じてもらえるロールモデルに、まずはナチュラルリンクがなっていきたいです。